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03.優れたインスタレーションのなかに入っていくと・・・
02.がらがらの美術館で思ったこと・・・
01.例えばアートを緩衝材にするような・・・
 
さて、今回あたらしくはじまるこのコーナー「美術の穴」。ちょっとのぞいただけではわからない、底なしのアートワールドを一緒にのぞいてみませんか?アートな休日の実践法、美術館や展覧会の紹介、アートについてわたしが日々考えていることをつづってみたりなどなど・・・アートな出来事をたくさん紹介していきます。
それでは。見慣れた日常の世界から、ちょっとだけトリップ!

美術の穴 第2話 「がらがらの美術館で思ったこと。わたしたちが抽象絵画を見ることの意味について・・・」

日曜日の朝はやく、といっても10時半くらいなのだが大好きな絵を見るためにやってきました、岐阜県美術館。お休みの日だというのに美術館はいつものごとく(失敬!)がらがらで監視員も眠る静かな空間に期待が高まります。

本日の企画展は「安藤基金コレクション 現代美術展〜20世紀後半のダイナミズム」。これは、岐阜県美術館が開館20周年を記念して企画したもの。同館が所蔵する安藤基金コレクションの現代美術作品群を展示してます。今回の展示では常設、企画の2つの部屋をくっつけて所蔵作品の大盤振る舞い!といった感じ。いつもはちょこっとしか出ていない現代美術のコレクションが見られるということなのですね。素晴らしい


さてさて、どんなのが見れるのかな?
榎倉康二(1942-1995) 「すがたB-No.58」(1986)。やはり、こういう作品に目がいってしまいますね。大画面に塗られた色。ただそれだけのいわゆるカラーフィールドペインティングと呼ばれる絵画がどうしようもなく好きです。マーク・ロスコ、アド・ラインハート、サム・フランシス・・・有名どころをあげればきりがないけれど誰が描いたのであれ一歩足を踏み入れた展示室にこの手の絵画があると固まってしまう。その前にソファーがあった日には居座ってしまう。目を閉じて絵の前に座ってるだけでも心地良い。どうしてなんだろう。大画面に無造作に(あるいは完璧に構成されて)塗られた原色をみれば、色はたちまち体を侵食して、それだけでどこかへとんでいけそうな気がする。どんな芸術でも何らかの感覚を喚起するけれど、私の場合はこの手の絵画ととても相性がいいみたいです。

他にも、ベン・シャーンの版画集や、壁に画針で直接貼るというひどく乱暴な展示方法が魅力的なマイク・パーの作品「・・・48の自画像」などなど、「おお!岐阜県美術館、こんなの持ってたんだ!(もっとだしてよ・・・)」なんて、つぶやきたくなる展覧会でした!今度はどこに行こうかな?

text&photo: pierre.N

 
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